第22回 1/200ゼットン(海洋堂)の巻 |
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史上初めてウルトラマン(集合名詞)の息の根を止めた怪獣として広く認知されているゼットン(分類学上は「宇宙恐竜」)、その魅力は圧倒的な強さとカッコ良さを兼ね備えているという点にあるとワタシは思います。念の為断っておくと、ここで取り上げているゼットンは謎の宇宙人(便宜上「ゼットン星人」と呼称)の宇宙船から出現した、俗にいう「初代」の個体です。余談ですが、初代は野良(捕獲個体)、「帰ってきたウルトラマン」に登場した二代目は養殖物という説があり、激しく同意できます。立体化の機会は無論初代の方が圧倒的に多く(実感としては10:1ないしそれ以上)、まぁ角ひとつとっても鋭く尖ったいかにも硬そうな初代と歩くとプニプニ揺れる二代目とでは、その魅力は前者の圧勝と断ぜざるを得ないでしょう。
今回紹介する海洋堂のソフビキットも、無論初代ゼットンの立体物です。発売は1990年代だったでしょうか、ソフビ成型の技術が進歩し、各ジャンルからソフビ製キットが比較的安価で発売されていた時期のものです。ロボット物の造形で人気のあった「ロボ師」こと佐藤拓しによる造形で、初代ゼットンのカッコよさが見事に表現されています。通常版はグレーのソフビだったと思われます(同社キングジョーより類推)が、今回紹介するのは限定版の透明モデル(パッケージにシール貼付)です。現在では茶色っぽくなっていますが、恐らく発売当時はほぼ無色透明だったと思われます(後年半額セールで購入したキットを今回初めて開封したので断言は控えますが)。 | |||||||||||||||
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