レッドミラージュ

ウェーブ 1/144スケールプラスチックキット

仮組速報その2

〜各社1/144レッドミラージュ徹底比較〜

(1)ボークスレッドミラージュフル装備タイプ1988年発売
(2)ウェーブEDレッドミラージュ1993年発売
(3)海洋堂アクションフィギュアレッドミラージュ(初版)1998年発売
(4)ウェーブレッドミラージュ(インジェクション)2000年発売

(1)は単行本1〜3巻の情報を元に作られたもので、ここでは取り上げていませんが大きなフレームランチャーが付属しています。
(2)は設定資料集「Joker3100」を元に可能な限りの形状とアクションを追求したもので、長らくベストキットと評されていました。
(3)は塩ビ製の完成品で他のキットとはパーツ精度が全然異なるのですが、容易に手に入ることと作られた年代が近いことから比較に加えています。
(4)が今回購入したインジェクションプラスチックキットです。
以上の4キットについて、主要パーツを比較してみました。(写真は時計回りに配置しています)

1.頭

 (1)は単行本1巻に見られるように後頭部の裾が広がっており、古くからのファンはこちらの方が落ち着くかもしれません。(2)(4)のパーツ割りがそっくりなのは以前レポートした通り。(3)のみ追加設定のチンガードがモールドされています。
2.胴体(胸・腰)

 (3)のみ腰スカートが接着された状態です。最近になって胸部が小さくなってきているのがわかると思います。いわゆるフンドシ部の付け位置は古いキットの方がイメージに近いようです。
3.肩

 ゴム型でも金型でもパーティングラインに泣かされるパーツですが、流石に(4)は上手く処理しています。サイズについては他の部位とのバランスもあり(特に(1)はフレームユニットと干渉する)一概には言えないと思われます。
4.下腕

 4つとも右側です。袖口の形状はいくつか有りますが、どれもオーソドックスなタイプを選択しています。(2)のみ、隣にあるKOGに似たパーツとコンパチです。ちなみに(4)の左下腕はベイルを保持するためのギミックが新しく設定された様です(写真はありませんが)。
5.スネ

 時代を経るにつれて長くなっており、またイレーザーの下のラインの勾配がキツくなっています。(3)と(4)はかなり近い形状ですが、(3)はいわゆるメス脚に近く、(4)の方は足首周りの装甲がボリュームアップされた感じです。
6.ベイル(盾)

 ツメは全てクワガタ状のものが付属していました。(1)は際だって短く、卵形に近いです。(2)(4)はそっくりで、先端部(ツメの付く側)の厚みが気になります。(3)が実はイメージに近いような気がします。
7.剣

 (1)では収納状態のものと手首と一体化されたレーザースパッド(いずれも刃なし)が付属。重装型のスパッドケースは当時未設定でした。(2)はホワイトメタル製の実剣で柄の繊細なモールドが再現されています(この他にレジン製のスパッドの柄が付属)。(4)では透明パーツのスパッドの刃が付属(実剣は無し)。

次項では初のバリエーションタイプとなるコーラス戦仕様を紹介します。


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