レッドミラージュ

ウェーブ 1/144スケールプラスチックキットの攻略

−ver.3サリオン騎2コ1計画−

某オークションで組み立て済ジャンクというレッドミラージュサリオン騎を入手(小破したコーラス版LEDとセットでお得でした)。この部品を使い、ver.3の部品を組み合わせてウェーブ製プラスチックキットのアップデートを模索してみます。

2020年3月
 まずは届いたパーツをチェック。取り付けられていないベイル裏面等のパーツもほぼ同梱されていました。オークション写真ではよくわかりませんでしたが、乳白色部分については成型色を活かしたいわゆる簡単フィニッシュで仕上げられ、デカールの上からパール系クリアが吹かれているようです。「JOKER3100」で設定された太腿からスネにかけての黒線部分の立体表現が再現されていたり、足首周りのアーマーの形状が変更されていたり、若干手が加えられています。パッと見このまま飾っても良いような気もしますが・・・

 「ジャンク」たる理由が、加工途中と思われるヒール部分です。元の持ち主はver.3で設定されたいわゆる「ヒール倒立」(レイバック枢機卿になったつもりで叫ぼう)の状態に変更しようとしたようですが、現状では高さが足りず立たせることもままなりません(実は上の画像は実剣をつっかえ棒のようにして撮影している)。
2020年4月(その1)
 装甲のかわりなんぞここにある(コレが言いたかっただけです)
 ヒザから下と左腕をver.3の物と交換してみました。なかなかいい感じです。スカートはサリオン騎のまま行くつもりです。ver.3では肩から大型ベイルを下げる(下腕にはベイルを取り付けない)仕様となっているのですが、アレを付けると一気にサリオン騎らしさが失われてしまうような気がして迷っています。さてどうしたものか...
2020年4月(その2)
 仏像の修復修理の様にして腰部〜太モモにかけて接着されている部品を外してみたところ、元の持ち主が脚部ほぼ全体を幅増ししていたことが判明。これはこれで力強くて良かったのですが、本体を無塗装で仕上げる都合上、(たぶん)ver.3の部品と置換。スカートもヒンジ部分が微妙に異なっているようなのでver.3の部品を使用します(幸いなことにサリオン騎とver.3のスカート形状はほぼ同一でした)。なお、手元の部品で最も古いものは黄色掛かってきており、部品調達時に注意が必要みたいです。
 ショルダーベイルについて友人Eに相談したところ取り付けを勧められたので、ポリキャップ内蔵の内肩アーマーを選択することに(後ハメできるよう、ガイドピンを短く詰めました)。
2020年5月(その1)
 リアスカートの正確な形状を把握していないことに気付き、「JOKER3100」を引っ張り出してきて検討開始。
 上段向かって左から、ウェーブ1/100,ウェーブ1/144KOGver.3,海洋堂アクションフィギュア,ウェーブ1/144,ウェーブ1/144幅増し...みんな違う(謎)
 下段は向かって左から、ウェーブ1/100画像処理,1/100サイズ変更,1/144KOGver.3画像処理,アクションフィギュアサイズ変更(残りは上段と同じ)。
 うーん、プラ板から新規に切り出してモールド貼る方が早そう。
2020年5月(その2)
 「JOKER3100」の画稿をスキャンして左右反転し、寸法を合わせて印刷したものを切り出してリアスカート幅の検討を開始。しかし、それ以前に気になったのがリアスカートの付け位置で、キットは画像のように胴体からかなり離れた位置に付くようになっています。これではスカートとは言い難いので黄線の位置位まで胴体に寄せたいところですが、お尻部分が三角形に突出しておりこのままでは無理。削り倒すかなぁ...でも簡単フィニッシュだからパテとかで充填する訳にもいかないし。
2020年6月(その1)
 コロナシフトがほぼ解除され6月から通常の業務形態となりましたが、この数か月で体がなまっており平日は帰宅して夕食を摂ったらいつの間にか意識を失ってしまっています。

 尻周辺の形状変更を検討する為に腰部品を撮影し、画像加工してみました(左上)。黄色い線で尻部分を分割し、若干立てるように角度変更(加工画像ではこの部分を赤色にしています)、青色の部分は塗装することにすれば何とか行けそうです。Pカッターで上手く切り離せるのか?エッチングソー使うか?
2020年6月(その2)
 某オクで購入したプロホビーのケガキ針が到着。分割線を繰り返し(50回位)なぞってからゆっくりと割り、ほぼ狙い通りに分割することに成功。前半分側に股関節軸を囲む部分がそっくり含まれているので、強度面で心配しなくて良さそうです。
2020年7月
 今夏は手指のヒビ切れ→治ったかも→皮剥け→ヒビ切れ→・・・の無限ループが特にひどく、家では塗り薬を付けていることが多くなり、なかなか工作が進みません。先月分割した腰部と尻部のすり合わせを行いました。向かって右が手を加えたものです。わずかにできる隙間はエポキシパテで埋めて大まかに整形。段差を処理してから塗装することになります。でも尻部の角度が予定していた程には変わっていない気がする...
2020年8月(その1)
 リアスカートの新造を開始。0.3mm透明プラ板裏面から寸法を合わせて印刷したリアスカート画稿(山形になっていることを考慮して幅は若干ストレッチ済)をテープ留めし、凸モールドをアイズプロジェクトのミクロンマスキングテープで再現、クリアーとベースホワイトを重ね吹きして定着させました。丸モールドはWAVEのリベットパーツです。
2020年8月(その2)
 リアスカートを0.5mmプラ板で裏打ちして補強し、エポキシパテで中央の凸部を盛り上げてみました。
 リアスカートの固定方法は思案中。とりあえず腰後部の突起の内側に手持ちの極小ネオジウム磁石を接着(カッターナイフの先端が引っ張られているのが判るでしょうか)。経時劣化で磁石がコナゴナになりませんように...
2020年9月
 ほぼ形になったリアスカートにサフを吹いた後、お湯まるで型取りしてエポキシパテで複製しました。単一素材にしたかった(ミクロンマスキングテープ等が後々ズレてくるとまずいので)のと、以前製作した初期型LEDのリアアーマーをこの形に変更したかったので。丸リベットは貼り直そう...
2020年10月
 先月複製したリアスカートの表面が何となく荒れているのが気になり、何度か複製してみたもののやはり状態が思わしくなかったので型取りをやり直しました。向かって左側が新しい型からの複製品で、以前複製したもの(向かって右)と比べると割と良い状態で複製できたと思います。丸リベットは貼り直さなくても大丈夫かも。
2020年11月
 リアスカートはジョーカー太陽星団の超科学力マグネットパワーで取り付けることにし、リアスカート裏側と腰後部の〇印の部分に新たに極小ネオジウム磁石を内蔵しました。腰後部の角度変更に合わせて腰回りの部品の取り付けを調整、ver.3のスカートと組み合わせました。
 ここまでで加工(形状変更)を要する工程は多分終了、あとは組み立て(接着)と塗装になる筈。意外と早かった。
2020年12月
 付けられるだけ部品を取り付けて正面から撮影してみました。腹部が納まる腰の左右幅が若干足りないことが判明したので、調整が必要です(とりあえず挟み込んで撮影)。例の長い槍は持たせませんでした。サリオン殿下なら実剣突撃でしょうし、そもそもショルダーベイル付けたままでカチコミに行くことはないと思いますし(笑)。

メタリック塗装ができる気候になるまでしばらく更新をお休みします。気長にお付き合いください。


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