模型を用いたコマ撮りアニメ

(ビデオカメラ編)


 大学生の頃、コマ撮りのできるハイエイトカメラ(CCD−V700)を購入したのがきっかけで、友人達とコマ撮りアニメを製作していました。

コマ撮り現場

(1)ビデオカメラ コマ撮り機能のあるものを用意して下さい。画像に写っているのは私が大学時代から使っているハイエイト方式のビデオカメラですが、デジタルビデオ(DV)にもこの機能を持ったものがあります。民生用のビデオカメラではもっとも滑らかなコマ撮りでも4フレーム(毎秒7.5コマ)程度になります。
もうひとつ大切なのは、リモコンで撮影可能であること。本体の録画ボタンを押すとカメラがぶれて撮影範囲がずれてしまうのです。メニュー画面
(2)三脚 これも必須設備です。ハンドルを回すことで高さが微調整できるものの方が断然使い易いです。
(3)モニター画面 ビデオカメラに液晶モニターが付いているものもありますが、是非テレビ画面で確認しながら撮影しましょう。細かいコマ撮りをするときには、画面に被写体の位置をマジックで書き込みながら(後で消せますので心配無用)撮影すると上手くいきます。
(4)撮影場所 ある程度の大きさの水平な机等。ここでは背景に黒い板を置いてみましたが、色画用紙やポスター等を使用するのも良いと思います。但し、撮影時に動かないようにしておく必要があります。
(5)被写体 プラモデルを用いることが多いです。合金トイでも構いません。アクションフィギュアによく使われる塩ビのムク材は関節が動かしづらいことがあるので、スムーズに動かせることを撮影前に確かめることが大切です。 なお、今回の被写体(何故これなのかは余り追求しない様に)は奇跡的に自立していますが、スタンドを用いたり見えないところから支えたりするのが賢明です。
(6)照明 必要に応じて使用します。暗いよりは明るいほうが良いようです。

編集・BGM入れが完了している作品は次の通りです。視聴時には音量を調整下さい。なお、データサイズをかなり小さくしている分、画質は犠牲になっております。
※mpeg形式動画ファイルの再配布はご遠慮下さい。

パトレイバー OPナレーション (1)パトレイバー OPナレーション(約0.6MB)

 友人Fの組み立てたバンダイ製1/60プラモデルで撮影。キットが初版の為関節カバーが曲げにくく、下半身を動かさないこの撮影方法に落ち着きました。
パトレイバー TVOPイントロ (2)パトレイバー TVOPイントロ(約0.3MB)

 (1)のイングラムの頭部と肩を取り替えたもの。背景は色紙(寄せ書きするやつ)の裏です。結構行き当たりばったりでした。
パトレイバー 劇場版OP (3)パトレイバー 劇場版OP(約0.6MB)

 これはビデオカメラの絞りやシャッタースピードを使ってみたもので、私の組みかけのバンダイ製1/60空挺レイバーを使用。関節カバーがないので良く動きます。
イングラム vs 零式 (4)パトレイバー イングラム vs 零式(約1.0MB)

 私の部屋で徹夜状態で撮影した友人Eが2日後に「足りないカットがある」とかいって再度来室し、追加撮影したものを編集。BGMも彼の選曲。プラモデルの関節はゆるゆるになってしまいました(笑)
テムジン&エヴァ零号機改(1) (5)テムジン&エヴァ零号機改<1>(約0.5MB)

 昔の職場でO君と一緒に撮影したもので、テムジンはウェーブ、エヴァはバンダイ製LMモデル。コマ撮りテープをEDペータでコピーしてあったのを発掘し、音声を付けてみました。
テムジン&エヴァ零号機改(2) (6)テムジン&エヴァ零号機改<2>(約0.4MB)

 (5)の翌週、発売されたばかりのバンダイ製LMHGエヴァ零号機改を仮組みして撮影。途中登場する車はB君作のフジミ製1/48キット(車種失念)です。ビーム光はビデオカメラのスーパーインポーズ機能を活用して再現。BGMは某戦隊物サントラより。


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