小川釣りをやることにしたものの、余りに久し振りで子供の頃使っていた魚籠は見当たりませんでした。そこで、手頃なサイズのものを自作することにしました。 |
1.材料
(1)保存容器 魚籠本体。中が見易く口が大きい容器を探したところ、押すだけでフタを開閉できるこの容器を発見し購入。容量1.4Lで220円。 (2)打紐 持ち手用。丈夫で早く乾くナイロン製のものを選択。約4mm径長さ3mで110円。 (3)ものさしシール 容器の外からおよその大きさが判ると都合良いと思い、こちらの製品を購入。黒目盛と白目盛1枚ずつのセットで、今回は黒目盛を使用。約150円。 | ||
2.持ち手の取り付け
口の部分が二重構造になっていて強度がありそうなので、ここに片側2つずつ孔を開けて打紐を通します。孔が2つなのは、水の重量で付根からヒモがすっぽ抜けないようにする為で、ついでにヒモを二重にして持つときの食い込みを軽減することにしました。孔は少し余裕を見て4.5mmの電動ドリルで開孔。フタの開閉を妨げない長さを割り出した打紐を内側で縛りました。 | ||
3.とりあえず完成
正面(開閉ボタンのある面)下側にものさしシール(横)を貼付。容器の幅は10cm弱です。ターゲットは小魚なので、このサイズで充分でしょう。 遠出に備えて、エアポンプを取り付けられるようにしておきます。 | ||
4.追加工作の材料
(4)エアポンプ 乾電池で駆動するもの。中古品をオークションで購入。代金600円+送料。 (5)チューブ用ジョイント エアポンプ用アクセサリー。2種類のセットのうちL型を使用。約200円。 (6)エアストーン 水中に細かい空気の泡を出す部品。今回はエアポンプに付いてきたものを使用する。 (7)結束テープ マジックテープ式のもの。これで使用時にエアポンプ本体を魚籠に固定する。幅2.5cm長さ75cmで110円。 (8)透明ホース 観賞魚売り場のチューブは長いものばかりだった為、ホームセンターの量り売りコーナーで1m分購入。内径4mm外径6mmで80円。 | ||
5.追加工作
フタのヒンジの下に5mm程度の孔を開け、内側からL型ジョイントを取り付けられるようにしました。この部分は思ったより肉厚があるせいか、グラつきは気にならないレベルです。透明ホースは、ストーンが底に付くか付かないか程度に短めに調整しています。 | ||
6.試運転
水を張り、エアーポンプを取り付けて試運転(チューブはポンプに付いてきた物の方が軟らかいのでこちらを使用)。このポンプは単3乾電池2本を取り付けるようになっていますが、よく見ると長時間駆動させる為の並列接続なので1本で動作させています。 | ||
7.完成状態
ポンプ裏面の留め具のようなものを利用して、結束テープで側面に巻き付けた状態。チューブは15cm程度に切り詰めています。この状態ではポンプの側に倒れそうですが、水が入れば安定するでしょう。持ち運ぶ際は、ポンプをフタの上に載せて結束テープで上下に巻き付けた方が安全と思います。 使用状態 | ||
8.後継機
実際に使用したところ、1時間程度で釣った魚が鼻上げを始めたので、一回り大きいものを作ることにしました。 330円で容量二倍以上(4L)の保存容器が売っていました。ポンプ周りは前作の魚籠と兼用、ただしチューブ用ジョイントから先は長めのものを新たに準備してエアストーンをコンバートしました。容器に最初から持ち手が付いていてヒモを通す必要がないので、10分程度で工作完了(こんなこともあろうかと、電動ドリル用の刃を数サイズ買い足しておいたのが役に立った)。ものさしシール(横)は前回使用しなかった白色のもので、容器の幅は14cm弱です。 | ||
9.世代交代
久し振りにエアーポンプのスイッチを入れてみたところ、動かなくなっていました(電池を交換してもダメでした)。中古なので寿命でしょう。新しいポンプをオークションで購入。代金800円(送料込)。今回はUSB給電タイプにしました。本体外殻はプラスチック製、ストーン・チューブの他樹脂製のカラビナが1つ付属します。 | ||
10.使用状態
付属のカラビナが若干頼りなく感じたので、手元にあった大き目のものに交換しました。 向かって左 100均で買っておいた、単三電池×2からUSB出力できる電池ボックスを付けた状態。ボックスの角に穴を開け、不要になったストラップのヒモを通してキーホルダー状にしてカラビナから下げています。 向かって右 リサイクルショップで買っておいた、ラジオ付ライト付ソーラー充電USBバッテリー(怪しげ)を付けた状態。バッテリーはフタに載せただけ。 |