塗装ブースを自作する

 今までは窓から外に向けて缶スプレーを吹いていたのですが、部屋を移ったため風向きの関係等からブースが必要になり、勢いで自作しました。

1.換気扇

 以前トイレについていた物です。市販の塗装ブースにも同程度のサイズのものが付属していたので、使えると判断しました。
2.換気扇の固定

 カバーを外してよく調べたところ、手頃な位置にネジ穴がありました。大型のL字補強金具(1本150円程度。鉄製の重いものがよい)を蝶ナットで締めて脚にすることにしました。
3.外箱への固定

 このL字金具の脚を段ボールの外箱に固定する部品を、段ボール2枚を貼り合わせて作ります。紙工作については第二分室も合わせて参照下さい。
4.外箱

 この換気扇の奥行きが約12cmなので、底から開いたふたの先端までが40cmは必要です(理想的な吹き付け距離が缶スプレーでは25cm前後)。隙間をテープでふさぎ、上で作った固定用部品を貼り付けておきます。
5.排気口

 換気扇からの空気を外に逃がす穴です。私は右側面に作りました。洗濯機用の排水パイプ(約700円で購入)を付けられるよう、注意深く穴を広げています。
6.ほぼ完成

 換気扇がむき出しだと手入れが大変なので、換気口だけ切り欠いた段ボールを一枚あてて中仕切りとしました。換気扇の電源コードは手前に逃がしています。箱の上の方に見える白いものは、使用時だけフタを止めておくためのゴムひもです。
7.試運転

 線香の煙を吸わせてみました。なかなか良好のようです。
8.フィルター

 換気口ホコリ除去シートという30cm角のもの(3枚入り約300円)を、ハサミで切って付属のシールで中仕切りに固定しました。
 サーフェーサー使用時には結構ひんぱんに交換する必要があります。
9.完成

 塗料の粒子がフィルターに集まっているのがわかると思います。今回は買い物等を全て済ませてあったため、約2時間で出来ました。
 この後、換気扇の電源コードに中間スイッチを取り付けて作業中に換気扇を入切出来るようにして使用しています。

完成状態



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