レッドミラージュ

ウェーブ 1/144スケールプラスチックキットの攻略

−EDレッドミラージュ2コ1計画−

某オークションで組み立て中のEDレッドミラージュ(デカール無し)を格安で落札。この部品を使い、かねてから温めていた「理想のレッドミラージュを作る」企てを実行に移すことにしました。

2003年1月
 まずは届いたパーツをチェック。オークション写真ではよくわかりませんでしたが、部分的にサーフェーサーや塗料が塗られています。これはラッカー系との事でいずれ薄め液にドボンすれば何とかなりそうです。裏打ちやポリパーツの固定には幸か不幸かタミヤパテが使われていましたので、簡単にバラす事ができました。このキットはポリパーツ固定用の穴の多くを自分で開けなければならないのですが、元の持ち主はその段階で途方に暮れたみたいです。確かに簡単とはいえない作業です。
2003年2月(その1)
 とりあえず立たせて様子を見たいので、足首から作業開始。このプラキットはかなり考えられた分割がなされているのですが、かかとのアンカーは挟み込むようになっていて作業がやりにくいので後ハメ工作。アンカーの赤丸の部分、マジックで黒く塗ったところを少しずつ削っていきました。多少ゆるゆるですが、組立時に木工用ボンドを塗る等の姑息な手は色々有るので何とかなるでしょう。
 スネフレーム・太腿・内肩等は問題無さそうなので接着しました。
2003年2月(その2)
 EDキットの胴体部品にプラキットの四肢を取り付けて立たせたところ。ED側の関節は暫定的にBジョイントを使用したが、肩は明らかに外にはみ出ており、また股間は強度的に不安があるので要検討でしょう。なお、頭部は本当に載せただけです。前後に長いので後ろ側を切り詰めて初期のイメージに持っていく積もりです。
 肩アーマーはプラキットのもので少し大きい様に思いますが胸部との接続が決まるまではわからないところでしょう。ヒジのポリパーツのパーティングラインを何とかしたいので、上腕はまだ接着していません。
2003年2月(その3)
 前回はみ出ていた肩付根ジョイント部品はほぼ胸部に収まるものが見つかったので、換装して改めて肩アーマーを載せてみました。左肩がプラキットのもので、右肩はEDキットのもの(内側を削って被せましたがかなりタイト)です。今回は前面の六角形プレート(両肩ともプラキットのもの)も合わせています。取り付けに一工夫要る事を除けばED版の方が好みです。
 頭部はED以前に発売されたウェーブの重装型のものを載せてみました。ジジイ世代としては、前後幅といいひさしの反り返り具合といいこの位が良いんですよね。でもコレを流用してしまうと本当に総力戦(!! )になってしまうので、既存パーツから近付けようと思います。
2003年3月(その1)
 今回は楽勝モードで。
 EDキットのイレーザーフレアと足首アーマーを付けてみたのですが、これがわずかの削り(イレーザー裏側のポリキャップ用の窪みはモーターツールで拡げた)でジャストフィット!! 右内肩に付く装甲も裏側を削っただけではまりました。
 ちょっと嬉しかったので手首を仮組みしてありがちなポーズを取らせてみました。実剣はEDキットの物(メタル製)。手首の軸には何らかのゆるみ止め対策が必要です。尚、足元に転がっているメットはEDキット付属のノーマルタイプ用で、「薄め液ドボン」により蘇りました(笑)
2003年3月(その2)
 塗料とパテを落とす作業を少しずつ始めることにしました。フィルムケースにグンゼの薄め液を取り、部品をしばらく漬けておいてからティッシュ等で落とせるだけ落とし、最後は古歯ブラシを掛ける事でここまでキレイになります(余談ですが、最近グンゼの薄め液の臭いが変わったような気がします。昔はもっと良い臭いだったと思うのですが...)。
 この後離型剤落とし→傷埋め・修正→ヤスリ掛けという工程が待っていると思うと気が重いです。レジンパーツがそんなに多くないのが救いですね。
2003年4月(その1)
 インジェクションキットの左下腕は新規に設定されたベイル基部の部品を接着することになっていますが、右側と同様の形状のものを新造。右側をワークの「型想い」で型取りしてエポキシパテに反転し、接続面と膨らみの調整をしたものです。EDキットの下腕と並べてみました。凹モールドを正しい向きに直す必要がありますが、後々の為に(笑)型取りしておこうと思います。
 手首周りのカフスは何かうねっとしていて嫌なので、EDの形状に近づけることにします(流石にEDの部品ははまらなそうです)。
2003年4月(その2)
 EDキットのメット(ノーマル)内部をリューターで削り、頭部に被せてみました。後頭部はマジックで切断線の見当をつけています。プラキットのカウンターウェイトを差し込んでみましたが、後ろ側の抉りが大き過ぎる様で要検討です。
 左下腕のパーツがほぼ出来たので取りつけてみました。手首の軸は前述の様にゆるゆるなのでマスキングテープを挟んでいます。
2003年5月
 頭部の加工をしながらファティマルームのハッチが左右でずれているような気がずっとしていて、両側から撮影して比べてみたところ、やはりずれていました。赤い線は開口部の内寸です。大きさはほぼ正しいのですが左右でねじれています。入り組んだところなのでよく考えて直したいと思います。
 3月にコメントした薄め液の臭いの件ですが、お徳用のポリ容器に原因がある可能性が有ります。ビンに入っているもの(お徳用を購入後すぐに小分けした)は問題有りませんでした。
2003年6月
 色々忙しく、だいぶ作業が滞っていました。
 左側のファティマルームハッチとヘルメットの両方を削り合わせ、どうにか左右対称を確保しました。隙間を埋めて瞬着で裏からがっちり固定することにします。襟部分はリューターで削り込んでみましたがまだ長いかも。
 カウンターウェイトはイメージ(ウェーブ1/100LED)とこんなに違います。もう少し形状を煮詰めたいです。特に前後幅はもう少し縮める可能性が高いです。

更新は毎月一回程度を目標としています。気長にお付き合い下さい。


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