釣り具の選択


 子供の頃使っていた振出し竿数本と細々したものは発掘できました。そのまま川に行くこともできそうでしたが、心機一転と進歩の結果を享受する意味から、多くを新たに揃えることにしました。


竿
1.竿

 ネット上では腰を下ろして1m位の短い竿(穴釣り用やタナゴ竿)で釣っている動画が多いのですが、立って釣ることも考えるとせめて1間(1.8m)は欲しいところ。Amazonで軽量なカーボンロッドの中から2.1mのものを選択。約1,500円。そう云えば昔はカーボンロッドなど高嶺の花で、重いグラスロッドが一般的でした。
 6月末に注文した時は8/19頃到着となっていて途方に暮れましたが、7月中旬に無事届きました。質量は何と93g、とても軽いです。細くて持ちづらいので、ホームセンターで購入したスポンジカバーを持ち手部分に付けてみました。約100円の追加出費で格段に持ち易くなりました。
竿
 何回か釣行してみて、竿が思っていた以上に軽いことや2.1mでは対岸に届かない場所があることがわかり、30年以上昔に使っていた振出し竿(グラスロッド)を引っ張り出して近所の川で試したところ、竿3.6m仕掛け2.7mでぎりぎり対岸に届きました。そこで前回と同じメーカーの3.6mの竿をAmazonで注文、約2,200円。例によって半月位掛かってはるばるマレーシアから届きました。質量は約190gで前回の竿の2倍ですが、長さが2倍弱であることを考えれば妥当なところでしょう。グリップ部分はまぁまぁ太く、スポンジカバーは無くても大丈夫そうです。
竿
 何ヶ所かポイントを物色するうちに「チョイ投げできたらなぁ」と思えてきて、ダイソーから最近発売された2.7mの振出し投げ竿をつい購入。800円+税。グラスロッドなだけに質量は約205gと重めですが、この価格なので許せます。竿ケースは調達せずに、二本目の竿に付いてきた不織布製の黒い袋に入れることにしました。
竿
 100均でルアーフックホルダーというのが売っていたので、買ってきて(黒色と赤色があるようです)一番短い竿に取り付けてみました。本来ルアーのフックを引っ掛ける部分が樹脂製なので、スナップに合わせてカッターで幅詰めしています。仕掛けの末端が竿ケースの中でぷらぷらしにくくなりました。付属のゴムリングでは直径が足りず、他の竿には付けられませんでした(耐久性のあるゴムリングはどこに売っているのかなぁ)。昨今の100均の充実ぶりには目を見張るものがあります。
リール
2.リール

 今回はいわゆる仕掛け巻きを携行せずに釣りをしようというけしからんことを考えており、リールから必要な長さだけ糸を引き出して使えるように小型のタイコ型リールをこれまたAmazonで調達。直径42mmのもので約740円でした。竿より何日か先に届いたので、100均で購入した1.5号の道糸を巻いてみたところ、何と糸のブレーキ(ロック)機構がなく、引っ張っただけ糸が出ていくことが判明。よくよく調べたら、タイコ型リールにはブレーキのあるもの(筏リール)とないもの(フカシリールやフライリール)が存在するらしく、このリールは後者のようですOTL
 まぁ頻繁に巻き取ったりすることは考えていなかったので、リールが勝手に回らないよう棒状のものを差しておくことで対応します。画像の青いものは、プラモデルのランナー(ワク)から切り出して整形したピンです。この位の太さが丁度よいです。
リール
 長い竿の購入に合わせてリールも新しく購入。今回はAmazonで約1,200円、やや値は張りましたが待望のブレーキ付きのものを調達できました(画像向かって右奥に写っているペダル状のレバーを動かした時だけブレーキが外れて糸が出ます)。こちらは中国から約1か月掛かって到着。金属製でガッシリしており信頼できそうです。道糸は1.5号(前回の残り)15m程を使用(作業中に絡まってしまい少し無駄にしてしまいました)。
リール
 タイコリールは投げには向かないので、最近発売されたダイソーのスピニングリール(リール2000)を調達。3号の道糸100mが巻かれており、500円+税、ハンドルは左右好きな側に付けることができ、しかも折り畳めるようになっています。全くいい時代になったものです。ハンドルを畳めるというものの、リールを付けたままでは竿ケースに入らないので毎回リールを外すことにしました。竿の先端ガイドの径が比較的大きいことから、道糸先端に手持ちのスナップサルカンを取り付けました。スプールの三角状の部分が軟質樹脂製でここに糸の先端を挟めるようになっているのも有り難いです。
 リールの収納用にこれまたダイソーでポーチ(マチ付)を購入。内壁にポケット状のヒダがあり都合良さそうだったので、200円+税を驕りました。収納状態はこんな感じ
リール
 リサイクルショップで小型の同軸リールを見かけたので購入、500円+税。金属製で直径約26mm、ハンドルの反対側のダイヤル状の部分を調節することでブレーキが掛かるようになっています。これまで購入したリールの中では最も小さいですが、前述のようにこのリールを巻きながら釣魚とファイトすることは想定していないので問題ありません。1.5号の道糸(前回の残り)を10m程巻き、2.1mの竿に取り付けました。
仕掛け
3.仕掛け

 親子(三連)シモリです。風の影響を受けにくいこと、上からでも見易いこと、ウキが外れて無くならないことから、昔からシモリ仕掛けをよく使用します。上のウキ(プラ製)は白色のものしか入手できなかったので、模型用塗料の蛍光レッドを塗りました。下2つのウキは何と発泡スチロール(恐らく断熱材のような目の細かいもの)製です。いずれのウキもつまようじを削って作ったクサビで固定してあり、容易に上下に移動できます。
 鈎はリサイクルショップで手頃なサイズのものを見かけたら購入することにしてストックしています(結構在庫増えました)。鈎をぶら下げたまま竿を持ち歩くのはさすがに気が引けることから、仕掛けの下部にスナップサルカンを付けてハリスから下を着脱できるようにしています。片付け時にはハリスから下のみを仕掛け巻きに巻くことになります。
 長短2本の竿の仕掛けの構成は同じにしています(ウキを大玉にしても視認性はほとんど変わらず、むしろ仕掛けが絡み易くなり扱いにくかった)。
 釣れた魚がなかなか外れないことがあったのでヘラスレ(ヘラブナ釣り用のカエシのない鈎)を買いに行ったものの、適切なサイズのものは売っておらず、窮余の策として鈎のカエシをモーターツールで削って使用したところ、顕著な効果がありました。特に小さい魚を、鈎を外そうとして強く持ってしまって弱らせる心配が少なくなりました。
仕掛け
 リサイクルショップでチョイ投げ用と思しきウキ釣りセット(池川用)を見付けたので購入してみました。300円+税。こちらの製品で、もう少し鈎サイズの小さなものもあるようですが、ハリスから先をサルカン部分で付け替えられる(自分の仕掛けと同じ)構造なので問題なし。深場を狙うことは多分ないので、全長を1m位に詰めて使用することにします。
 使用感としては、投げ易いけれどアタリが取りにくいです。仕掛けを手繰ったりしゃくったりしたとき必ずウキが上下するので、その時のアタリを逃し易いように思います。それ以前に全くアタリが無く、この仕掛けで良いのか自信が持てませんでした。
仕掛け
 リサイクルショップで中古ウキ詰め合わせを見付け、棒ウキと玉ウキのセットを購入。各々税込98円。八幡川で仕掛けごとウキを取られてしまったので、チョイ投げに使えそうなウキを探していたところでした。詰め合わせだけあって綺麗なものから結構痛んだものから様々ですが、この価格なので文句無し。
仕掛け
 チョイ投げ用の仕掛け二代目。初代が八幡川でウキごと失われた為、新たに用意しました。向かって左が前述のウキ釣りセット(池川用)で、この仕掛けから道糸約1mずつ搾取して作ったのが中央(重め)と向かって右(軽め)の仕掛けです。投げる距離によって選択できるよう、2つ作ってみました。ウキはリサイクルショップでゲットした電気ウキの中から適当に見繕い(昼釣なので電池は入れていません)、他の仕掛けと規格を合わせて下端にサルカンを付けてあります。
竿ケース
4.竿ケース

 リールを付けっ放しにする都合上、竿購入時に付いてきた袋に納まらなくなってしまいました。リサイクルショップで三脚用と思しき手頃な長さの袋を偶然発見、価格を尋ねたところ100円+税とすこぶる安価だったため即購入。肩ヒモ?も備わっていて言うことなしです。
 二本目に調達した長い方の竿も入ります(入ることを確認して注文)。
お手拭き
5.お手拭き

 「仕事帰りにその日の気分や天候に合わせてふらっと釣行」なので、釣りの後は普通に運転して帰宅することになります。エサを付けた後、釣れた魚を鈎から外した後、手をキレイにしたい時に手が洗えるとは限らないのでウエットティッシュ携行は必須です。
 ネットで見たこのウエットティッシュが地元の釣具店に売っていたので購入してみました。200円+税でした。もちろん普通のウエットティッシュも携行しますが、夏場はすぐ乾いてしまいます。
 100均にも同様の品が売られていました。ここ数年で一気に100均の釣りコーナーが充実したように思います。 
除菌消臭剤
6.除菌消臭剤

 実際に釣行してみたところ、結構広範囲に魚からの雫が飛び散る可能性があることがわかりました。帰宅後は道具や衣服に除菌消臭剤を吹きかけるべきでしょう。念の為、竿ケースにも小分けしたものを入れて携行することにします。 
 後日、車内に消臭ビーズを配備しました(消臭ビーズの寿命は二か月程度、詰め替え用を購入して適宜補充交換しています)。



つくってワクワク