Windows®サブノート調達とSSD換装


 出張等に携行する為、サブ(ミニ)ノートを調達することにしました。以前職場のタブレットPCを借用して出張に持参したことがあるのですが、ソフトウェアキーボードのみでは文字入力の能率が非常に悪く、その時はメモ帳でテキスト入力するのがやっとでした。そこで、文書作成と提示に使用できるミニノートの購入を決めました。調達条件は、優先順位の高い順に以下のようになりました。
 (1)画面サイズは約13インチ(A4サイズ)以下
 (2)CPUはデュアルコアプロセッサ以上(せめてこれ位はないと...)
 (3)RAM上限は4GB以上(せめてこれ位はないと...)
 (4)D-sub15ピン端子とHDMI端子を備えること(どこでも投影できるように)
 (5)vaioであること(半分意地)
 これらに合致する中古物件を某オークションで捜索することしばし。最初に確保したのはVGN−TT53FBでしたが、部品換装中にやらかしてしまったらしく、画が出ません。顛末はこちら
 この時点で出張1か月前、やむなくVPCYB49KJを購入しました。Windows® 7 HOME 32bitモデルで光学ドライブはありませんが、HDDは640GBのものでした。上記条件(1)〜(5)を全て満たし、メモリースティックDuoスロットやSDHCカードスロットまで付属していました(ついでにタッチパッドも誤操作の無い2ボタンタイプ)。まぁ良しとします。
 しかしながら、Windows® 7 サポート終了まであと1年弱であることから、Windows® 10 にアップすることにしました。併せて、以下の作業を行いました。

 (1)RAMを2GB×1→2GB×2に変更(32bitOSなのでこれが精一杯)
   RAMはVGN−TT53FBの換装作業で出た余剰品(PC3-6400)を流用しています。
 (2)アップグレード作業で「個人用ファイルのみを引き継ぐ」ことになった為、プレインストールソフトの多くとお別れ
   プレインストールソフトの大多数を引き継ぐことができず、VAIO UpdateとWebCam Companionのみなんとか復旧しました。
 (3)ドライブ内容を240GBのSSDにコピー(こんなこともあろうかとあらかじめCドライブのサイズを縮小しておいた)
   EaseUS Partition Master Freeでフォーマットし、EaseUS Todo Backup Freeのクローンモードでコピー。なかなかコピーが進まず焦りましたが約100分で完了。

before after
Windows® 7 HOME・RAM2GB・HDD Windows® 10 HOME・RAM4GB・SSD
 SSD化によりベンチマーク値は驚異的に向上していますが、起動時間(360 TORAL SECURITYの機能により起動直後に表示される時間)は1分10秒から44秒に短縮された程度です。もっとも、軽量化とバッテリー持続時間延長がSSD化の主目的でしたので余り気にしてはいません。

 なお、今回最大の鬼門はOSがHOMEエディションだったこと。NASに接続する為にLAN Manager認証レベルを変更しようとローカルセキュリティポリシーを開こうとするも、HOMEエディションには搭載されていないことが判明。最終的にはこちらを参考にレジストリにLmCompatibilityLevelを追加してNTLM応答のみ送信するよう設定し事なきを得ましたが、一時は本当に焦りました(追記:NASを更新したところまたアクセスできなくなり、こちらを参考に接続しました)。
 ちなみにここまでの支出は(RAMを流用した為)本体・送料とSSDとで約9,000円でした。これで旅に出れます。

 付記:こちらを参考にした結果、MD−5000が使用できるようになりました!!


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