ナイトオブゴールドラキシス(アドラー2988)

1/144スケールバリエーション再現

<その2>

まずは全てのKOGの原点(でありながら最近は忘れられている感もある)、本編初登場の状態であるアドラー2988版を作ることにしました。

2021年1月
 読み込み速度が遅くならない様、ページを分けました。これ以前の状態はこちらです。

 2021年も挑戦は続きます。年明け早々本業が忙しくなったことと記録的な豪雪で疲弊したことからなかなか部品に手を付けることができず、月末にようやく更新しています。パトラクシェから切り出した、肩アーマーの盛り上がった部分(画像上段向かって左)の上縁を削り込んでラキシス版の形状に近付けてみたのが上段中央です。下縁も若干削り込む必要がありそうです。こんなこともあろうかと捨てずにおいたラキシス版のベロ状部品と組み合わせてみようか(画像下段は製作イメージ)。
2021年2月
 ハイ、1秒も進んでいません。夕食後コタツで意識を失う→変な時間に目が覚める→目が冴えてなかなか寝付けない→睡眠不足で頭痛→コタツで温まる・・・をループしてました。ウチの業種は年度末が繁忙期なのですが、今年度は担当業務が変わり一段とハードだったのも一因かと。
2021年3月
 月末まで忙しく、プレミアムフライデー(死語)を迎える頃ようやく心身にゆとりが出てきたので、前回画像合成で検討していた肩アーマー下縁の形状変更に取り掛かりました。上から順に、パトラクシェ,KOG,加工中の肩ブロックです。向かって左は右肩用の肩アーマーを合わせてみたものですが、左肩用のもの(向かって右)がしっくりくるようです。
 HGエルガイムのアップデート版が発売されたので、KOGの親戚のオリジナルオージェを取り急ぎ確保しました(エルガイムは瞬殺だったOTL)。
2021年4月
 模型をいじる時間を毎日少しずつ確保できたので、肩ブロックの形状をほぼ決定することができました。肩アーマー下縁のベロの幅を少し詰め、肩の三枚板の分割線を変更(一番下でプラ板を載せているところ)しています。個人的には脚の後爪の次位に何とかしたかったところで、時間を掛けただけあっていい感じになったと思います。
 プレバンからHGエルガイムMk-IIが到着(念の為2コ購入)、しかしエルガイムは未だ確保できず(Mk-IIと一緒に届くようにすれば良かった...)。
2021年5月
 肩アーマーの縁からはみ出ていた三枚板の端を切り詰めて調整し、三枚板に0.3mmプラ板を貼って表面処理。併せて、肩天板の胴体側を2mm程度切り詰めて上面をなだらかに整形。
 右上から時計回りに、パトラクシェのプラキット、改修品、KOGのプラキット、KOGのレジンキットの左肩アーマーを並べてみました。既存の立体がこの辺りをきちんと再現していない理由が何となくわかった気がします。
2021年6月
 肩アーマーは肩の前後に有る訳ですが、もう1セット同じような形に修正できる気がしないので、お湯まるで型取ってエポキシパテで複製。お湯まるの両面型は末端に造形材が行き渡りにくいので、多めにエポキシパテを盛り付けてギュっと肩同士を圧迫してみましたが...見事失敗(中段)。2回目はまず片面だけ盛り付け、それでもエポキシパテが回りきらない周辺部分は再度盛り付けて型に当てることで何とか形にすることができました(下段)。モールドがあらかた飛んでしまったので整形後に入れ直しか。
2021年7月
 複製した肩アーマーの形状修正をほぼ終了。外側上下にある凹モールドは、コピー元も含めて0.8mmドリルで掘り直して揃えています。この肩アーマーの部分の作業難易度が高かったので、何とか目途が付いて大きく前進した思いです。まだまだ先は長いですが...
2021年8月
 ハセガワ80周年プラモデルコンテストにエントリーするワンアワーシリーズの零戦を作っていた為、KOGの方は余り進んでいません。反対側の肩の三枚板周辺の形状を修正。向かって左上からZ型に、工作順序を辿れるように並べて撮影してみました。この形状にたどり着くまで試行錯誤を繰り返してきましたが、その過程で必要なプラ板等を切り出してあったので、短時間で加工できそうです。
2021年9月

 肩周りの部品加工がほぼ終了、後は組み立て時に調整です。三枚板にコトブキヤの六角ボルトを貼付し、肩アーマー裏面にボルトが収まる窪みを付けて両者の位置決めが容易にできるようにしています(上腕の脇に写っているのは、六角ボルトを貼付時に使用した自作のテンプレートです)。レッドミラージュの内肩装甲をベースに盛り削りしていた、肩アーマーの間に挟まる板状の部分の形状と取り付け調整もほぼ完了しています。
 下の画像は俯瞰で撮影。ジャンク1,000円(+税)のマクロコンバージョンレンズを使ってみたところ、寄ってもピントが合い易くなりました。良い買い物だった、うん。
2021年10月

 一難去ってもまだまだ災難、リアスカート周りを何とかしないといけません。この部分はバスターランチャーのラッチで隠れてしまうので参考になる情報が少なく、単行本1巻(絶版?)巻末の辞書掲載の画稿がほとんど唯一の資料です。アドラー2988版を再現したレジンキットと比べると、EXキットはジョーカー3100版ということもあってリアスカートの取り付け角度が急で(ギャンのような感じ)、左右分割されています。レジンキットにある台形の凹みを再現する必要もあり、左右のスカートを接着。間隔を約3mmに狭め、手近な薬の容器を使って緩やかなアールとしました(ギャン→グフ位のイメージ)。これに伴いKOGver.3の腰後部を流用する当初プランは変更、腰後部の基部をプラ材で新造開始。
 サイドスカートを取り付ける軸と一体のボールジョイント状専用ポリパーツは強度も位置も不安しかないので、LEDのようなヒンジ接続に改めたいところです。
2021年11月(その1)
 リアスカートにある台形の凹みを再現する為、一旦裏打ちしてから台形を切り欠きました。容易に工作できないかいろいろ思案してみましたが、結局は確実なこの方法に。リアスカート上端は3mm程度詰めています。
2021年11月(その2)
 リアスカートの凹み位置がほぼ確定、裏面から0.3mmプラ板を貼って繋いでいます。上部の台形2つを組み合わせたような部分は前出の薬ビンにプラ板を貼り重ね、間に極小ナットを挟んでエポキシパテを充填。リアスカート裏側からマグネットパワーで保持する目論見です。
2021年12月
 台形2つを組み合わせたような部分が何故かマグネットに反応しなかったので、3mm径のマグネットを調達して作り直し。リアスカート裏面にもマグネットを配置して、今度は上手くいきました。単行本1巻の例の画稿とも大体辻褄を合わせることができたと思います。

 「2020年の挑戦」と銘打ちながら(昨年末にこの位まで進めておきたかった)、2021年も終わってしまいました。2022年も挑戦は続きます。

更新は毎月一回程度を目標としています。気長にお付き合いください。


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