空母飛龍搭載機を組み立ててみることにします。この位の工具があれば作業が可能です(緑色いのはカッティングマット、古雑誌等でも代用可)。接着剤は向かって左から順に、瞬間接着剤・有機溶剤系流込接着剤・リモネン系流込接着剤です。リモネン系は塗膜を侵さないので、部品の切り口に500番位の耐水ペーパーを掛けて予め塗装を剥がしておく必要が有ります。
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部品数はシークレット用の爆弾部品を含めて23個です。透明部品は別袋に入っており、作業中に傷付けない様配慮されています。マーキングを含めて精細に塗り分けられていますが、コクピット内壁部だけは未塗装なので類似色のガンダムカラーを塗っています。なお、機体色は昨今定説となりつつある青畳色のものが3種、従来からの明灰色のものが1種、上下塗り分けが2種ラインナップされています。
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(1)このキットは塗装済で提供されることを前提に設計されており、主要部品にはアンダーゲート(赤○を付けた部分)が採用されています。
(2)いきなりニッパーで部品ぎりぎりを切るとせっかくの塗装を傷めるので、必ず余裕を持って切断してからカッターナイフ等で切り直すようにします。 (3)(4)接着面にあたる部分の盛り上がりを削ぎ落とし、耐水ペーパーで完全に平らにしておきます。 |
部品の合いは良好なので、組み合わせてから流し込み接着剤を使っています。画像には有りませんが裏面からも接着剤を流しています。
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流し込み接着剤は硬化にしばらく時間が掛かるので、しっかり固定しておく必要が有ります。瞬間接着剤と組み合わせても良いでしょう。
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主脚カバーは前後の向きに注意して取り付けます(後ろ側が増槽を避ける為に折れ曲がっている)。ピンセットで差し込むと上手くできます。
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仮組みを終えたところ。ここまでの所要時間は約40分間でした。
細かい部品は絶妙な塗膜のお陰で、無理に接着しなくても大丈夫です。プロペラを回り易くする為に、カッターの刃を立てて軸部分を若干細く削っています。やはりヒコーキはペラが回らないと(笑) 次のページではゲート跡等のリタッチを紹介します。 |