まずは数年前に再販されたワンアワーコインシリーズの紹介から。このシリーズ、零戦は都合三種類発売されていますが、形状は全て同じです（詳細は後述）。機体上面・側面・カウリング・キャノピー枠が塗装済となっています。水転写デカールに関しては２２型に付属しているのが初版及び二版と同じもので、残り二種のデカールは1990年代後半の新しいものです。
　個別に見ていくと、No.７の５２型がノーマルなタイプといえますが、主翼の武装（４門）は後期生産型の５２丙型を再現していながら機首の武装は５２甲型までの状態（左右各１門）というちぐはぐな状態となっていますので、主翼機銃を切り取るのが良いでしょう。
　No.８の２２型は機首や主翼など少なからぬ部分が５２型と異なっているので本気で修正するなら大変なのですが、明灰色でキャノピー枠が塗られているのはこのキットだけなので、私は買いまくりました。
　No.10の５２型迷彩は前線で施された応急迷彩（塗料不足の為日の丸周辺のみ再塗装されたもの）を再現したマニアックなキットです。武装がちぐはぐなのはNo.７と同様です。