コインシリーズ零戦バカ一代

ハセガワ 1/100スケールプラスチックキットの攻略



零戦五つの誓い(番外・塗装編)

前回までの作業状況
塗装開始
 各種ガンダムマーカーの特性を確認できましたので、ここまでの作業により剥げてしまった部分のリタッチと塗装されていない部分への追加塗装を行い、デカールを貼って完成までもっていきます。

磨き作業
 今回機体下面色は整形色をそのまま活かすことになるので、上面色が裏に廻っている部分をスポンジペーパーで磨いて落とします。併せて、主翼前縁の味方識別帯の部分もマスキングテープをガイドにして剥がしておきます。黄色の塗料の隠ぺい力(下地を覆い隠す力)が弱い為です。

銀色
 最も強力なめっきシルバーにて主脚伸縮部と翼端灯を塗り分け。翼端灯のモールドは無いので、見当を付けてマスキングテープを貼りました。

青竹色
 アルコール系のメタリックグリーンにて主脚収納庫内側と脚カバー裏側を塗り分け。はみ出した部分は消しペンを染み込ませた面棒で拭き取ります。主脚伸縮部は面棒で拭けず、メッキシルバーでリタッチしました。

茶色&黄色
 ここから先は水性マーカー同士なので原則隠ぺい力の弱い物から使っていきます。プロペラ表に細く切ったマスキングテープを貼り、茶色を塗装(この部分の画像取り損ねましたOTL)。プロペラのマスキングテープを剥がして黄色を塗装。各マーカーの重ね塗りは推奨されていませんが薄いので二回塗り。

緑色
 緑色のマーカーで継ぎ目やランナーからの切断面、主翼前縁をタッチアップ。翼端をパネルまで塗り分けてみたものの、色が違っていて不自然になってしまいました。

黒色
 黒色のマーカーでカウリング・脚注・機銃・プロペラ裏を塗装。大変塗り易いです。

金属色
 ウェザリングマーカーのバーンドアイアンで集合排気菅を塗り分け。細かいので直接塗らず面相筆を用いました。

クリアー吹き
 マーカーを保護する為、ここで一旦缶スプレーの光沢クリアーを吹いておきます。この後貼り付けるデカールでマーカーが溶けてしまっては困りますので。

デカール
 通常デカールと呼んでいるのは、水に浸けることで糊が溶け、乾く時に模型表面に定着する「水デカール」です。デカール表面には印刷を保護するニスが掛けられています(画像はわかり易くする為斜めから撮影)。このニスの余白部分を良く切れるはさみやカッターで切り除いておくと良いです(せっかくのデカールまで切らないよう無理のない程度に)。

デカール貼りセット
 余白を切ったデカールを貼っていきましょう。水(又はぬるま湯)を用意し、ここに少しずつデカールを浸します。私はガシャポンのカプセルを使っています(側面が丸いのでデカールを引き揚げる時傷めにくい)。

デカール貼り
(1)デカールを台紙ごと水に浸すと、台紙に水が染み込んでいく。どれ位で貼り付けられるようになるかはデカールのメーカーや季節によってまちまちなので慌てずやろう。
(2)約5分経過。ゆっくりとデカールが台紙から動くようになればOK。
(3)台紙ごと貼り付けたいところに持っていき、デカールを模型の上に押さえて台紙を引いて除く。手前は浸し方が不十分で破けてしまったデカール。
(4)濡れているうちに位置を微調整し、左右でずれの無いようにして乾燥させる。

追加塗装
 これにて一旦は終了したのですが、味方識別帯の色がどうも気になり、黄色のマーカーを買ってきました。ガンダムマーカーの重ね塗りは推奨されていませんが、クリアーを吹いてあるので大丈夫でしょう。

黄色
 再度マスキングテープを貼り、はみ出さないよう注意して塗装。色調は若干橙色に近くいい感じなのですが如何せん隠ぺい力が弱く、下地の色に影響されてしまいました。こんな事なら最初からこのマーカーを使えば良かったです。

完成状態
 これで本当に終了です。まだ手を加える余地はあるのでしょうが、最初の状態と比較すると、より実感が高まったのではないかと思います。

完成!!


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