手の掛かる作業は前回までにほぼ終了しています。今回は完成度を上げるためのちょっとした気配りが中心です。
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このキット付属のデカールと再現されている塗り分けパターンは実在の機体を再現したものです。しかしそれらとキットの武装状態が一致しないので、4門ある翼内機銃を内側(20mm)だけ残して切除します。
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機銃の先端は安全重視の為丸くなっていますが、これではとても銃身には見えないので赤丸のように先端を真っ直ぐに切り直してやります。
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主脚カバー中央に窪みがあります(下の写真ではガンダムマーカーを流してみました)。これは「ヒケ」といわれるもので厚みのある部分の反対側に出来るのですが、このままでは樹脂にしか見えませんので何とかしてやりたいところです。
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ヒケがわからなくなるまで耐水ペーパーの上でヤスリを掛けてやります。これによりスケールに比して明らかに厚い主脚カバーを薄くすることにもなり、一石二鳥です。右下の画像では向かって右側が加工後。違いがわかるでしょうか?
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以前に接着した排気管部分の高さが元からある部分と同じ位になるよう、削って調整します。
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プロペラ部分の継ぎ目の処理はカッターの刃を垂直に立てて横方向に削るように動かし、その後小さく折り畳んだペーパーを掛けると上手く出来ます。
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全体のヤスリ掛けの様子。
(1)ランナーから切り取った部分にも忘れずにペーパーを当てておく。 (2)機首のこの部分は結構目立つので特に念入りに。場合によってはパテを使った方が早いかもしれません。 (3)グレーの部分は今回は塗装しないので、不用意に傷などを付けないよう気を付けて作業すること。 (4)タイヤの接地部分を綺麗にしておかないと作品が安定しないので重要な作業である。 |